僧帽弁閉鎖不全症で闘病中、心拍が上がる行動は心臓の負担になり、肺水腫を起こす原因になる為、いろいろなことが制限されていきました。
元気な子にとっては問題ないシャンプーやトリミングも、心拍が上がり心臓の負担になる為、

ドクターストップ!
皮膚が弱くて菌が繁殖しやすいコロンは、それまでずっと自宅で薬用シャンプーをして菌の繁殖を防いでいたのですが、自宅でのシャンプーも【ストップ】がかかり、皮膚が荒れ始めました。


更に、夏場だったので毛が伸びて暑くなりハァハァ。
暑くてハァハァ言っているのか、呼吸が苦しいのかわかりにくくて、毎回ハラハラしました。



なんとかしなければ…!
ということで、



今回は心臓に負担をかけずに自宅でカットやトリミングをした体験やおすすめグッズをご紹介します。
はじめに
コロンはアレルギー体質で、すぐマラセチア菌やカビが繁殖してしまう為、定期的に皮膚の治療で病院に通っていました。
心臓病が悪化するまでは病院の先生の診断の元、薬用シャンプーで週に1回ずつ自宅でシャンプーをしていました。
体の毛も短い方が皮膚を清潔に保てる為、カットは2ヶ月に1回ずつトリマーさんにお願いしていました。(かかりつけの病院でトリミングをしてもらっていました。)
そんなコロンが肺水腫になり、心臓の負担を軽減する為にシャンプーとトリミング禁止令が出てしまいました。
心臓の負担は軽減されているけれど、肌はボロボロのカイカイ…
真夏なのに、サマーカットができずに毛が伸びて、クーラーを付けていても動くと暑くてハァハァ言い始めました。


暑くてハァハァ言うことは、自然なことなのですが…、



暑くてハァハァ言っているのか、呼吸が苦しいのか、紛らわしくて、なんとかしなければ…!と思いました。
そこで、水を使わないドライシャンプーを使って肌を清潔に保ち、自宅でバリカンを使って体の毛をカットすることにしました。
ドライシャンプーに挑戦



トリミングはワンちゃんにとっては緊張したりドキドキしたりする時間が長い為、心臓の負担になるのでドクターストップ!
病院でできる限りアレルギー性皮膚炎の治療をしたり、皮膚用の薬を飲んだりしていましたが、肌の調子は改善されず、皮膚の薄皮がむけてバリバリになっていました。


そこで使ったのが【ドライシャンプー】です。



ドライシャンプーは水で洗い流さずに使えて、泡をふき取るだけなので、コロンに負担がかからないように部分的に汚れをふき取っていくことができました。



スキンシップは好き♡
嫌がったら無理をさせずに、時間を変えたり日を変えたりして、少しずつ進めていきました。


皮膚の状態は、改善とまではいかないものの、悪化することは無くなりました。
肌に優しい無添加ドライシャンプー



皮膚が弱いコロンでも使えた我が家で愛用している【おすすめ】のドライシャンプーはこちら▼
ラクソープ
詰め替え用もあります。
水のいらないリンスインシャンプー


トリマーさんの【おすすめ】ドライシャンプー
コロンのかかりつけ病院では院内でトリミングも行っているのですが、そこのトリマーさんが、
「私はこればっかり使っています!【これ一択!】」とおすすめしてくれたドライシャンプーがこちら▼
プロフェム【フェイシャルフォーム】
【仕上がりがサラサラになってとても良い】とトリマーさんに教えてもらって、使ってみることにしました。
被毛と皮膚に優しい弱酸性で、顔周りにも安心して使うことができてオススメです▼





愛用中です。
舐める可能性がある手先・足先は無添加のものにして、場所によって使い分けています。
こんな時にドライシャンプーが便利
●病気でトリミングができない時
コロンのように、病気でシャンプーができなくなってしまった時に水を使わずに肌を清潔に保てます。
●急な嘔吐の時
我が家のショコラ(11才)はよく胃液を吐いてしまうことがあり、吐いた後は口の周りの毛に胃液などが付着して、水洗いだけではどうしても匂ってしまいます。
そんな時に、水洗いの後でドライシャンプーを使うと、ササッと洗えて匂いも抑えることができる為、よく使っています。



お口回りスッキリ♪


バリカンで体をカット
闘病中、トリミング禁止令が出てからもどんどん毛が伸びていき、季節は8月。
モフモフで暑そうな体をなんとか涼しくしてあげたくて、自宅でカットに挑戦しました。
心臓が悪くなる前から、シニアになってコロンはトリミングを嫌がるようになっていて、特に顔をカットするのを嫌がって、トリマーさんは無理をさせずにできるところだけカットしてくれていました。
そんなコロンを自宅でカットできるのか心配でしたが、少しずつ無理をさせないようにカットしていくことにしました。
バリカンに慣らす
●バリカンのスイッチを入れた状態で音を聞かせる
●バリカンの持ち手のところで撫でる
最初はバリカンの音に驚いていましたが、まずは音に慣れてもらって、横でバリカンの音がしても気にせず昼寝をするようになったところで、少しずつカットしていきました。





横にナイロン袋を置いて、バリカンでカットした毛を入れていきながらカットすると、片付けが楽でした。
嫌がったら止めて、時間をおいたり日を変えたりしながらカットしていきました。
顔はハサミでカットしようとしたところ嫌がって、まずは体だけカットをしました。
顔はモフモフしているものの、体は涼しくなったので、ハァハァ言わなくなりました。



心臓第一!
見た目は仕方ない…。
と割り切っていましたが、頭の毛はその後、検診で受診した時に、病院で看護師さんがバリカンでササッと短くしてくれました。
※私が真横で支えられる状態で、無理のないようにカットしてくださいました。



顔はハサミでカットしようとして嫌がられていましたが、バリカンでカットできることがわかって、その後は顔や耳もバリカンを使うようになりました。
しばらくカットしなくてもいいように、耳も全部バリカンでカットしてもらい、今までで一番毛が短くなりました。


初めて耳をこんなに短くしました。
数ヶ月経って、術後には元の長さに戻っていました。
犬用おすすめバリカン
コロンが使っているのはコチラ▼



刃に付けるカバーを変えるとカットする長さを調節できて、安全で使いやすいです。
【WAHL】PROSeriesRECHARGEABLE
充電式でコードレスでも使えます。
まとめ
今回は、僧帽弁閉鎖不全症の闘病中に【シャンプー】や【カット】ができなくなって皮膚の調子が悪くなってしまった時に、【ドライシャンプー】と【バリカン】を使って自宅でトリミングに挑戦した体験と、使ったグッズをご紹介しました。
夏はシャンプーやカットができないと暑くて辛そうだったので、自宅でのカットは心臓に負担をかけずにできて良かったです。
毎回トリミングに行くと、預けられると思ってプルプル震えていましたが、自宅で行うと寝ている間にカットすることができて、リラックスした状態で行えました。