術後7日目【穏やかな鼓動】僧帽弁閉鎖不全症コロンの手術体験記

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11月18日

手術から1週間が経ちました。
命に関わる場合もあると言われて、最悪の場合を考えた昨日。

想像すると怖かったけれど、
【今】コロンは生きていて、頑張っている。
私にできることは、コロンに今必要な治療を受けさせること。
回復を信じて応援すること。

もう何が起きても驚かないぞ…!
という気持ちで面会へ。

前回のお話はこちら

目次

順調に回復したワンちゃん

今日面会に行くと、また嬉しい再会がありました。

コロンと同じ日に手術をした、2匹目のワンちゃん。

手術の当日、私が術後のコロンと面会していた時に、ちょうど手術が始まっていた2件目のワンちゃんです。

術後3日目くらいにも飼い主さんとチラッと会えて、
「術後の経過にドキドキしますね…💦」って
お互いを励まし合ったのだけれど、

なんと、今日退院できるのだそう!✨

えええ!?

なんと順調な回復!!✨

術後ちょうど1週間。
早い!!
順調に回復すれば、本当に1週間で退院できるんですね✨

コロンはまだ血尿が止まっていなくて、全然退院の目処が立っていないけど、順調に回復するとこんなに早く元気になれるんだ…!

すごい!!✨

このワンちゃんは、手術前に2回も心臓が破裂したと言っていた重症のワンちゃんでした。

良かった…!✨

術後3ヶ月は まだ油断ができないとはいえ、素晴らしい回復!

病院から近くに住んでいるので、退院して自宅で様子を見ることになったようです。


必死で闘病してきたワンちゃんが元気になった姿を見られて、本当に嬉しくて、こちらまで元気を分けてもらえた気がしました。

「あんなに重症だったこの子が元気になったんだから、コロンちゃんも絶対元気になれますよ!」
って励ましてくださいました。

嬉しい✨

コロンも後に続こう!
絶対元気になって退院しようね!

犬の僧帽弁閉鎖不全症手術の成功率

この日は待合室が混んでいて、たくさんのワンちゃんと飼い主さん達がいました。

診察室に入っている方も待合室で待っている方も、外で待っている飼い主さんもいて、10組以上のワンちゃんと飼い主さんがいました。

みんな同じ病気で通院しているのかな…
咳をしているワンちゃんもいます。

大事に抱っこされて、頭を撫でてもらっているワンちゃん。
ペットボトルの水を器に入れてもらって、嬉しそうに飲んでいるワンちゃん。

宝物のようなワンちゃんがたくさんいました。

その時私は、手術の成功率の【9割】という数字を思い出していました。

私は【成功率が9割】だと最初に聞いた時、思っていたよりも高い成功率だと思いました。
難しい手術だから、9割の成功率は凄いと思ったし、実際凄いことだと思います。

でも9割って、10匹中1匹のワンちゃんが助からないという数字でもあるんだな…と。

今ここにいる宝物のようなワンちゃん達のうち、1匹は助からないかもしれない…という数字なのだと思うと、【9割】ってなんて残酷な数字なんだろう…と思いました。
そう考えると、9割の成功率が急に低い成功率に思えてきます。

もちろん、ここにいる子達の中には術後の検診で来ている子もいるかもしれないし、違う病気の子もいるかもしれないので、この中の1匹が…ということは無いにしろ…。
同じ手術をこれから受けるワンちゃんが10匹集まれば、そういう確立になるのだと思うと、とても悲しくなりました。

同じ病気のワンちゃんも飼い主さんも、みんな同じように必死で頑張っているのにな…。

成功率が100%ならいいのにな…。

僧帽弁閉鎖不全症の手術【術後7日目】

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後
術後7日目のコロン

しょぼくれてる…💦

「抱っこしても大丈夫ですよ😊」
と看護師さんに言っていただいて、傷口が痛々しいし、感染症も心配であまり触らない方が良い気がしつつ、恐る恐る抱っこしました。

この日は寒かったようで、診察台の上でプルプル震えていたので、久しぶりにお膝に乗せました。

術後の経過

今日の結果は、

「血小板の上りが悪く、徐々に下がってきている。」

昨日止まったって言っていたけど、本当に一進一退。

なんか、この状況に慣れてきた気がする…。

腎臓の数値は完全に正常値◎

CRPは徐々に下がって2.55◎

貧血は中等程度で、これ以上下がると良くない。

白血球は31。

血小板の数値が16で、ジワジワと下がっているのが心配。

それは、血尿が続いているせいですか?

専門医さん

膀胱から出血が続いているわけでは無いのですが、コロンちゃんは【血栓傾向が強い】のだと思います。

膀胱の出血というよりも、血栓傾向が強い為、材料が使われて血小板が消費されて下がっているという見解。

本当は血栓の予防薬を飲みたいけれど、膀胱から再出血があるともっと良くないのだそう。

血栓の予防薬を飲んで出血することと、血栓ができることだと、出血する事の方が悪いので、今は出血をしない治療を進めているそうです。

だからと言って、血栓ができることも良くないので、ちょうど良いところで治療を進めなければならず。
予防しすぎても出血を起こすし、予防しなさ過ぎても血栓を起こすので、今のコロンはいろいろと複雑で、治療が難しいのだそう。

先生方が奮闘されているのがわかります…

私には全くわからない世界。
先生達にお任せするしかないです✨

とりあえず、血栓の予防薬を調節しつつ、血小板に対処していく治療を継続中です。

専門医さん

状況としてはあまり良くありませんが、コロンちゃん自身が食欲があって、元気が無いわけではないのが救いです。

コロン頑張っています✨

血便が出ていたのは止まって、下痢も治っているそう。

血小板の数値が下がりすぎると良くないので、依然として油断はできない状態です。

専門医さん

おしっこは、カテーテルを入れていれば普通に出るんですが、カテーテルを入れているせいで出血する場合もあるので、どこかのタイミングで抜きたいんですよね…。

そこも調整中。

犬 血尿 カテーテル
コロンのカテーテル

まだ 薄っすら赤いです。

しぶといな血尿…

血小板の数値は、上がるとしても【徐々に】なので、まずはジワジワと下がっていっているのを止めなければいけないそうです。

状況としては安定しているとは言えないけれど、血栓傾向に対する対処をしていくしかない。
というところです。

専門医さん

おしっこが詰まるという現象のせいで、一気に血小板が下がったので怖いですね。

今後の目標

おしっこのカテーテルを抜いてもちゃんと正常なおしっこが出ること。
血尿が止まること。
血栓予防の薬を再開して、血小板の数値が上がること。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後

冷えていた体が温まり、膝の上で眠り始めたコロン😪

本当はこうやって、退院するまで毎日来てあげたいけれど、あと数日で私は帰宅しなければいけません。

こんな状態のコロンを置いて帰るなんて…、

心が痛い…!

面会時間は1時間ほどだけど、コロンを大切に想っている気持ちが伝わるといいな…

と思いながら膝に乗せていて、気付いたことが。

鼓動がとても穏やか…✨

手術前は、毎日飲み続けていた【強心剤】の影響で、体が揺れるくらい鼓動がありました。
隣で寝ているだけで「ドクンドクン…」と鼓動が聞こえる程だったのに…。

今は、心臓が止まっているんじゃないか…?と心配になるくらい穏やかになっています。

すごい…

心臓は治っているんだ…✨

あとは、血液の数値が回復するだけ。
それがものすごく遠く感じるけれど、元気になったコロンを連れて帰りたい…。

その為に来たんだもんね。

地元の病院に入院した時は、全くごはんを食べなかったコロンが、毎日ごはんを食べている。
コロンも頑張ってる…!

私も頑張るぞー!

まとめ

術後7日目

血小板の数値がジワジワと下がり続けているのが心配。

血栓の予防薬を調節しつつ、出血に気を付けながら血小板に対処していく治療を継続中です。

難しくて私にはわからん…💦

幸いコロンは食欲があって、元気が無いこともない。

カテーテルを抜いても正常に排尿できるように、抜くタイミングを計っています。

頑張れコロン…✨

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