初めての酸素室レンタル|犬の僧帽弁閉鎖不全症コロンの闘病記⑨

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コロンの闘病中に迷ったのが、「いつから酸素室を使い始めるべきか…」ということでした。

結局、初めて肺水腫を起こしてから1ヵ月後に酸素室のレンタルを開始したのですが、それはコロンがその間に繰り返し肺水腫を起こしてしまい、「もっと早くレンタルすれば良かった💦」と後悔したことがきっかけでした。

その時の詳しいお話はこちら。

今回は、そんな夜間の肺水腫に備えて【酸素室(酸素濃縮器)】を初めてレンタルした体験と、急な夜間の肺水腫を起こした時にエリザベスカラーを使った【手作り酸素室】で応急処置をした体験をご紹介します。

シーズー犬コロンです

目次

犬僧帽弁閉鎖不全症闘病記録
【酸素室のレンタル】

コロンが肺水腫を起こすのはいつも突然で、病院が閉まっている夜間ばかりでした。

私が住んでいる地域は、夜間の動物救急病院が22時半までの為、それ以降の時間に突然肺水腫を起こした際は、自宅で応急処置をするしかありませんでした。

病院で酸素室のカタログをもらえる

病院が閉まっている夜間に肺水腫を起こすことが不安で、病院の先生に相談したところ、家庭で使用できる【レンタル酸素室】があることを教えてもらいました。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

カタログに連絡先が書いてあり、県外でも配達してもらえました。

翌日届く!レンタル酸素室

コロンが使っていたのは、

酸素ハウスのテルコム株式会社さんの【レンタル酸素濃縮器】です。

レンタルしてくださる会社は県外でしたが、郵送してもらえて、注文した翌日にすぐに届いたので助かりました。

電話で簡単に注文することができ、手続きもわかりやすかったです。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

テルコムの紹介病院一覧

レンタル酸素室の注文方法

電話で必要事項を伝えるとすぐに発送してもらえて、手続きの書類などは機材と一緒に届きました。

書類に必要事項を記入し、返信用の封筒に入れて郵送⇒手続き完了!

一刻も早く使いたかったので、レンタルの手続きよりも酸素室の発送を優先してくださるところが嬉しかったです✨

電話注文の受付時間は9:00〜18:00(年末年始9:00〜17:00)ですが、年中無休で営業しており、時間外の注文はホームページの【お問い合わせ】にメッセージを入力するか、留守番電話にメッセージを録音すると、翌営業日の9時以降に連絡をくださいます。

申し込み方法レンタル料金についてなどの【よくある質問】は、24時間AIが回答してくれるので便利です。

※ホームページにAIの質問アイコンがあります。

酸素ハウスterucom公式ホームページ

直接受け取る方法もあります

テルコムさんの営業所がお住いの近くにある場合は、直接受け取ることができます。

直接の受け渡しは予約制ですので、電話で連絡します。

精密機械で重量がある為、バスや電車などを使った運搬はできません。
 自家用車で受け取れることが前提となります。

直接受け取りが可能かどうかは、こちらで確認できます。
  ↓
 テルコム酸素ハウス取扱店一覧

レンタル酸素室の返送に必要なもの

宅配便で発送されるエリアは、返却の際も宅配便で返送することになる為、送られてきた時の箱や、発泡スチロールのクッション板などをそのまま保管しておく必要があります。

説明書に、返送の仕方や梱包方法も丁寧に記載してあるので大丈夫!

返送に必要な【運搬保険料】とは?

酸素濃縮器は高額な機械の為、返送する時に【運搬保険料】が必要です。

運搬保険料…?

と、「それはいくらかかるんだろう…💦」と心配になったのですが、大丈夫!

保険金額保険料
35,000円 50円
51,000円 60円
100,000円 100円
1,000,000円1000円
【運搬保険料】
コロン

酸素濃縮器は20万円くらいです。

200,000円なので、運搬保険料は200円くらいです。
(ちょっとホッ…💨)

返送の際に宅配業者さんに【酸素濃縮器】の金額を伝えて保険料を聞くと、正確な金額を教えてもらえます。

酸素濃縮器・酸素室の選び方

酸素室に酸素を送る機械が【酸素濃縮器】です。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

かかりつけの病院で獣医さんが必要だと判断された時や、コロンのように夜間に肺水腫を起こすことが多いワンちゃんは、酸素濃縮器があると安心です。

【酸素マスクタイプ】と【酸素室タイプ】どちらを選ぶべき?

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

注文する時に迷ったのが、【酸素マスクタイプ(ケージなし)】と【酸素室タイプ】。

酸素濃縮器のレンタル(ケージなしタイプ)には毎月16,500円→18,150円かかり、付属で酸素マスクが付いていました。
【酸素室タイプ】は酸素濃縮器に加えて【酸素室】もレンタルできて、毎月24,700円→28,050円程かかります。(2022年11に価格改定)
※上記の酸素室タイプの料金は【中型ケージ】の値段。

レンタル酸素室ケージの大きさと料金

スクロールできます
小型ケージ中型ケージケージなし
体重5㎏位まで10㎏位までケージに入れないワンちゃん・大型犬など
ケージの大きさ幅60cm、奥行き40cm、高さ40cm(外寸)幅80cm、奥行き55cm、高さ55cm(外寸)※付属の酸素マスクあり・お手持ちの酸素室や簡易ケージなどを使用する。
酸素濃度計220円/日
※オプション
220円/日
※オプション
セットに含まれる
料金24,970円34,870円18,150円
※料金は【従来器】1ヶ月分(31日間)酸素濃度計ありで計算しています。

テルコムさんのホームページには、レンタルプランを選ぶと月々の料金を計算できる【レンタル料金シミュレーション】機能があります。

酸素の濃度を確認できるので、【酸素濃度計】はあった方が良いと感じました。

上記の料金に、自宅へのお届けや回収をご希望の方には【配達料】や【回収料】、オプションで【設置料金】がプラス。
宅配便での発送が必要なエリアは【梱包送料】がかかります。(返送料は元払い)

新型器が登場!

2022年より、酸素濃縮器の【新型器】が導入され、【従来器】と【新型器】を選べるようになっています。

※【新型器】は現在【直接受け渡しが可能な地域のみ利用が可能】です。

郵送の地域でも使うことができるように、現在改良中だそうです。

コロン

テルコム大阪営業所の所長さんが教えてくれたよ。

【新型器】の方が軽量で、静音化に加えて、テルコム社にて器械の酸素濃度などの稼働状況をモニタリングする機能が付いています。
【新型器】は基本料金が8,800円、【従来器】は基本料金が5,500円です。

コロン

確かに【従来器】は稼働した時の音が少し大きめでした。

レンタル酸素濃縮器の音

従来器は、電源スイッチを入れると「ブゥゥゥン…」という低めの音と、空気が入れ替わる時の「トン…トン…」「プシュー…」という音がします。

ホースが長いので、寝室からできるだけ離して設置して使うと気にならない程度でした。

ケージなしタイプを選んでみました

※注文したのは【従来器】です。

コロンは肺水腫を繰り返していたものの、肺水腫を起こしていない時は酸素室は必要がない状態。

レンタル後、実際どれくらい使うことになるのだろう…

と、使用頻度が予想できなかったのと、コロンはケージに入るのを嫌がる子なので、

「酸素室に大人しく入ってくれるのだろうか…?」
「無理やり入れて、更に心臓に負担がかかるのも心配だな…。」

と考えて、【酸素マスクタイプ(ケージなし)】を選びました。

酸素マスクを使った説明画像を見て、「こんな感じで使えるんだな…💭」と思いました。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン
↑こんな感じ

手術を受けさせたいと思っていたので、手術の為に少しでもお金を残しておきたい気持ちもあって、安くレンタルできる【酸素マスクタイプ(ケージなし)】を選びました。

酸素マスクを使って実感!
【酸素室タイプ】が安心な理由

上記の理由で【酸素マスクタイプ(ケージなし)】を選びましたが、使い始めてすぐに【熟睡している時でないと使えない!】ということに気が付きました。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン
↑熟睡中のコロン
※カラーを付けて寝ています

コロンの場合

酸素マスクは、ホースの先に透明のマスクが付いている状態で、マスクから

「シューーーーッ・・・」

と酸素が出続けている為、酸素を吸ってほしくて口元に持っていった時に、酸素が噴き出す時の風を気にして顔を背けてしまいました。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

その為、コロンが熟睡している時しか使えず、寝ている間に そ~…っとマスクを近付けて吸ってもらっていました。

顔を背けてしまうと酸素が吸えないので、コロンの場合は熟睡している時しか充分酸素を吸わせることができませんでした💦

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン
※コロンの場合です。

そこで、酸素濃縮器を使って十分酸素を吸わせる為に【簡易酸素室】を作ることにしました。

【酸素マスクタイプ】を使って作れる【簡易酸素室】

本格的に肺水腫を起こした時には【酸素マスク】では心配なことがわかり、

もしもの為には、酸素室が必要か…

と思って【酸素室】を検索したところ、やはり高額…。

いろいろと調べているうちに、ケージやイスを使って【簡易酸素室】を作る方法があることがわかりました。

コロンは常に酸素室が必要な状態では無かった上に、利尿薬が効き始めて体調が安定し、以前のように肺水腫を繰り返すことがなくなっていました。

それでも、もしまた病院が開いていない夜間に肺水腫を起こしてしまった時に備えて【酸素濃縮器】のレンタルは継続。

コロンの体調が良い状態がその後3ヶ月ほど続いたので、その間にかかりつけの病院で、もし夜間に肺水腫が起きた時の為に応急処置の方法を教えていただいたり、【簡易酸素室】の作り方を調べたりしていました。

4回目の肺水腫
酸素室を使って【自宅】で応急処置

調子が良いようでも、肺水腫はいつも突然。
そしていつも真夜中。

前回肺水腫を起こしてから3ヶ月が経ち、酸素濃縮器をずっと使わずに過ごしていた頃、コロンは4回目の肺水腫を起こしました。

また、病院が開いていない真夜中です。

久しぶりに苦しそうに息をするコロンを見て、循環器専門医さんの【2回目以降の肺水腫は命の保証は無い】というセリフを思い出し、これは大変だ!!と、自宅で応急処置をすることにしました。

獣医さん

もし夜間に肺水腫を起こした時は、いつも飲ませている利尿薬をもう1袋飲ませて、酸素を吸わせてください!
そうすれば、病院で行う応急処置と同じことが自宅でもできます!

と事前に教えてもらっていたので、まずは利尿薬を1袋飲ませました。

こういう時は、顔を背けてしまう酸素マスクでは不安で、酸素ミチミチの酸素室で充分に酸素を吸わせたいと思いました。

そこで、【簡易酸素室】を作って応急処置をすることにしました。

【簡易酸素室】の作り方

準備物

透明のビニール(ゴミ袋でも良い)
テープ
イス(小さめの机やケージなど、ビニールを被せることができればOK)
※コロンはエリザベスカラーを使いました。

【作り方】
①イスなどにビニールを被せ、テープで隙間を塞ぐ。
②ホースの先の酸素マスクを外して、ホースを差し込みます。
③酸素濃度計で濃度を測定して完成。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

簡単です!

顔さえ入っていれば酸素を吸わせることができます◎

さっそくコロンも…!と思ったのですが、呼吸が苦しく不安な気持ちになっていたコロンは私から離れず、ビニールを被せたイスの中に入れるのは難しい状態でした。

私も一緒に入ることができる程の大きなイスは無く、呼吸困難を起こしたコロンを前に焦っていた私は、この【イス酸素室】を応用して【エリザベスカラー酸素室】を作りました。

それがこちら

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン
実際の様子

カラーを被せるまでは舌を出して「ハァハァ」言っていたコロンの呼吸が落ち着きました。

一晩中、隣で定期的に呼吸数を数えながら過ごし、この方法でコロンは1分間の呼吸数が60回にもなった4回目の肺水腫の夜を乗り切りました。

↑写真は朝方、呼吸数が安定し元気に復活して「ごはんが欲しい!」と言い始めた時にホッとしながら撮りました。

エリザベスカラーを使った簡易酸素室の作り方

①エリザベスカラーの内側にホースの先を貼り付けます。
(直に吸う為のマスク用のホースと酸素室用のホースがある為、酸素室用のホースに繋ぎ変えました。)

②カラーの周りにビニールを隙間なく貼り付けます。
(透明のゴミ袋を使いました)

③付属の酸素濃度計で測定し、ホースから酸素が十分出ていることを確認してコロンに被せました。
※顔とビニールの間に隙間ができるように余裕をもってふわっとビニール袋を貼り付けます。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

※写真は解体した時の様子です。

首回りに隙間ができないように、カラーをぴったり装着するのがポイント💡

コロンは皮膚炎で、痒がって顔や眼球を爪で傷付けることがある為、エリザベスカラーをよく付けて過ごしていて、カラーを付け慣れていることから、この方法が良いと思いました。

呼吸の様子を隣で確認したり、寄り添って安心させることができました。

4回目の肺水腫が起きた時の詳しい様子はこちら

【簡易酸素室】を使う時の注意点!

酸素室の中で熱中症になることを防ぐ為、【簡易酸素室】を使う場合は、酸素室の中の温度に気を付ける必要があります。
※【酸素室タイプ】のレンタル酸素室には、室内の温度を測れる温度計が付いています。

容態によって、酸素濃度の急激な変化が負担になる場合がある為、酸素濃度計を見て、室内の空気と馴染ませながら使用します。

コロンに装着した【エリザベスカラーの酸素室】は、ホースの出口を頭で塞いでいないか、ホースから酸素が出続けているかを常に確認していました。
※時々酸素濃度計を差し込んで酸素濃度も測定していました。

この【簡易酸素室】はあくまでも応急処置で、日常的に使うのであれば【酸素室】が絶対におすすめです。

コロンのようにケージが苦手な子でも【酸素室の中が息苦しくないことがわかると入ってくれるようになる】と、病院の先生がおっしゃっていました。

こんな時は酸素室があると安心

繰り返し肺水腫を起こしている。
病院で治療をしているが、病状が安定しない気がする。

コロンは闘病中に半年間で4回肺水腫を起こしたのですが、2回目より3回目、3回目より4回目と、回数を重ねるごとに肺水腫の症状が重くなっていったように感じました。

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

最初に肺水腫を起こしてから、コロンは一週間おきくらいのペースで肺水腫を起こしていました。
病院に通って投薬治療をしているのに、全然病状が落ち着かず、短い期間で3回肺水腫を繰り返しました。

投薬治療をしていても食欲や元気が戻らない…という時に、コロンは繰り返し肺水腫を起こしました。

後に循環器の専門病院で、『最初の肺水腫で助かる確率は80%。二回目以降は命の保証はありません。』と言われて、その時すでにコロンは3回肺水腫を起こしていたのでヒヤッとしました。

循環器の専門病院を初めて受診した時のお話はこちら

コロンのように、投薬をしていても繰り返し肺水腫を起こしている時は、再度肺水腫を起こす可能性があり、1回の肺水腫が命に関わることがあり得ます。

朝からずっと元気に過ごして、晩ごはんも完食。
調子が良かったのに、夜中に突然肺水腫を起こして呼吸困難になり、命に関わる状態になる。

という事態が起こりうるのが、肺水腫の恐ろしいところで、僧帽弁閉鎖不全症の治療ではできる限り肺水腫を起こさないように投薬で病状を抑えることが大切です。

コロンは何度も危険な状態になりました。

後に記載していますが、コロンはまだ利尿薬で肺水腫を抑えられる状態だったので、酸素室の使用頻度は低かったのですが、上記のようにいつ起こるか分からない絶体絶命の日が来た時に備えてレンタルしておくという感覚でした。

そして、しっかり使うことになりました。

コロンのように、一度肺水腫を起こして以降、利尿薬を使っても肺水腫を繰り返している場合は、病院の先生に相談して酸素室のレンタルを検討されると安心です。

最初は酸素室のレンタルを迷いましたが、急な夜間の肺水腫の時に役立ったので、自宅に常備しておいて良かったと思いました。

コロン

酸素室があると【安心感】があります✨

酸素室のレンタルを決意したきっかけ

コロンは1回目・2回目と立て続けに肺水腫を起こした後、利尿薬を増やして様子を見ることになり、同時に【レンタル酸素室】の注文を検討していた矢先に、すぐにまた3回目の肺水腫を起こしてしまいました。

3回目の肺水腫は2回目の時よりも苦しそうで、夜の間一睡もできず、翌朝病院へ連れて行ったらその30分後に一時虚脱するという、恐ろしい体験をしました。

一命を取り留めたコロンを前に、また同じことが起きる前に出来る限りの対策をしなければ…!と、そこですぐに【レンタル酸素濃縮器】を注文しました。

レンタル酸素室(酸素濃縮器)の使用頻度

コロンの場合

コロンは5ヶ月間酸素濃縮器をレンタルしましたが、使用したのは全部で10日間くらいでした。

酸素濃縮器の使用頻度(コロンの場合)

【5月】:初めて肺水腫を起こす⇒その後1ヶ月間に3回肺水腫になる。

【6月】:酸素濃縮器レンタル開始レンタル後1週間程使用。⇒その後呼吸が安定した為、使用中止。
※突然の肺水腫に備えてレンタルは継続。

【7月、8月、9月末まで】:体調が安定して、酸素濃縮器を使用せずに経過。
レンタルは継続中。
(※使用していなくても、返送するまでレンタル料がかかります。)

【9月末】:夜間に呼吸が早くなった日があり(呼吸数:40回/分)、念の為夜から朝にかけて使用。⇒朝になると呼吸が安定。
その1週間後、夜間に突然肺水腫を起こす(4回目の肺水腫、呼吸数:60回/分)。⇒病院が開いていない時間であった為、利尿薬と酸素濃縮器を使って自宅で応急処置。⇒夜から朝にかけて使用。⇒朝には呼吸が安定。⇒通院後、利尿薬を増やして病状安定。

【10月】:使用無し。

【11月】:使用無し。→手術後返送。

このように、使用頻度は低いのですが、突然肺水腫になった時に非常に役立ちました。
もし無かったら、危険な状態だったと思います。

頻繁に肺水腫を繰り返した理由

コロンは初めて肺水腫を起こしてから、短い期間で2回、3回と繰り返し肺水腫を起こしました。

あの頃は、いつ肺水腫になるかわからず不安な日々が続きましたが、利尿薬をある一定量に増やしてからピタッと肺水腫になるのが止まった為、コロンの場合は利尿薬の量が適量になると病状が安定しました。

酸素濃縮器のレンタルを検討し始めた2回目の肺水腫を起こした時のお話

この時、酸素室のレンタルを迷っているうちに3回目の肺水腫を起こしていまい、苦しむコロンの隣で大後悔しました。

最初の肺水腫で投薬治療を開始した際に、病院の先生が腎臓への影響をとても心配されていて、腎数値を測りながら少量ずつ利尿薬を増やしていった為、コロンは利尿薬の量が適量になるまで肺水腫を繰り返していました。

利尿薬の量が適量になってからは約3ヶ月間肺水腫を起こさず、利尿薬の量を変えずに過ごしていたのですが、3ヶ月経ってその利尿薬の量では足りなくなり、3ヶ月ぶりに肺水腫を起こしてしまいました。

その後、通院した際に【利尿薬の量が足りなくなった為】と判断して利尿薬の量を再度増やすことになりました。
朝晩0.5gずつ飲んでいたの利尿薬を、朝晩0.7gに増やすことになり、その後またピタッと肺水腫は止まりました。

このように、利尿薬は同じ量ではだんだん効かなくなっていくのですが、飲みすぎると腎臓に悪影響が出る為、飲む量や増やすタイミングが肝心です。
病院の先生と相談して病状に合わせて量を調節していきます。

まとめ

犬 酸素室 レンタル ブログ コロン

今回は、僧帽弁閉鎖不全症の闘病中に初めて【酸素室(酸素濃縮器)】をレンタルした体験と、酸素濃縮器を使って簡易酸素室を手作りした体験をご紹介しました。

酸素濃縮器はコロンが夜間に突然の肺水腫を起こし、自宅で応急処置をした際にとても役立ちました。

酸素濃縮器のレンタルは【酸素マスクタイプ】と【酸素室タイプ】が選べますが、酸素をしっかり吸わせる為には【酸素室タイプ】がおすすめ!
酸素濃度計があると非常に便利です。

酸素濃縮器のレンタルを検討されているということは、日常的に飲んでいる薬の量も多く、薬代や通院代に既にたくさんお金がかかっていることと思います。

酸素濃縮器のレンタルには更にお金がかかるし、

治療費が凄い額ですよね…

酸素室のレンタルを迷った時期がありましたが、肺水腫を起こした夜は、レンタルしていて良かった…!✨
と心底思いました。

コロンが苦しくないように!というのはもちろんですが、自分が後悔しない為に出来る限りのことをしようと、毎日必死な闘病生活でした。

コロンと私の体験が、同じ病気のワンちゃんと飼い主さんのお役に立てると嬉しいです。

4回目の肺水腫を起こして自宅で応急処置をした時の詳しいお話はこちら。

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