僧帽弁閉鎖不全症で肺水腫が起こり始めると、心臓の負担を軽減する為に行動が制限されていきます。
「散歩はしてもOK」と主治医さんが言ってくれたけれど、
疲れやすくなっていて、短い距離しか歩けなくなったり、咳が出たり。
興奮すると心臓に負担がかかるため、大好きなおもちゃで遊ばせられなくなったり…
今までできていたことが、できなくなっていくのが辛かったです。

気分が滅入る…
そんな落ち込んだ気分を吹き飛ばすべく、
散歩が大好きなコロンのために、いつもの散歩コースを【心臓に負担をかけずに散歩する方法】を考えました。



コロンです



今回は、僧帽弁閉鎖不全症の闘病中にコロンがしていたペットカートを使ったお散歩をご紹介します。


闘病中で長い距離を歩けなくなったワンちゃんや、シニアで体力が減少してきたワンちゃん、お散歩が苦手なワンちゃんにおすすめの【ペットカート】を使ったお散歩です。
心臓病でもお散歩できる?
コロンは3年前に僧帽弁閉鎖不全症と診断されましたが、ずっと体調が安定していたため、トリミングやシャンプー・散歩などの制限はなく、元気な頃と変わらず生活をしていました。
ところが
その3年後に肺水腫を起こし病状が悪化して一変。
心臓に負担がかかると再度肺水腫を起こす可能性があるため、トリミングや自宅でのシャンプーは禁止になりました。
散歩中は、すぐに疲れてハァハァ言い始めるので、あまり歩かせない方が良いのだろうか…?と思い、犬の循環器の専門医さんに聞いてみたところ、



ガンガン走ったりしなければ、無理のない程度でお散歩をしても大丈夫ですよ。
と言ってもらえました。
大好きなお散歩に行っても大丈夫と聞いて、喜んで出かけましたが、歩いているとすぐにハァハァ息切れしたり、咳が出たりします。


心臓が肥大することによって、気管が圧迫されることで咳が出ていました。
心臓に優しいお散歩
病院の先生に相談して、負担のかからないお散歩方法をいくつか考えました。
- コースを短く変更する
- 途中で抱っこする
- ペットスリングを使う
- ペットカートをつかう(★オススメ)
コースを短く変更する
無理のない程度で歩けるように、散歩のコースを変更。
歩く距離を短くすることで、心臓の負担が少ないお散歩ができるようになります。



心臓の負担は少くなるけれど、ワンちゃん自身がコースを気に入ってこだわりをもって歩いていた場合や、元気な頃と同じコースを歩けなくなってしまったことは寂しく感じますね。
コロンはお気に入りのお散歩コースがあったため、できるだけコースを変更せずにお散歩できるといいなと思いました。
途中で抱っこをする
元気な頃と同じコースを歩けるように、疲れたら抱っこをして休憩。
体力が回復したらまた歩くという方法です。





スキンシップが取れて良いですね。
ただ、抱っこをして歩き続けるのは飼い主さんの体力がいるため、距離によっては小さなワンちゃんでなければ難しいです。
ペットスリングを使う
スリングは両手が自由に使えるので、抱っこするより歩きやすいです。



実際に使ってみて、腕の負担が軽くなったと感じました。
ただ、我が家は多頭飼いなので、
もう1匹のリードと、お散歩バッグなどを持った状態になるので、もう1匹が排泄した時にしゃがんだり立ったりする時は不便でした。



シーズー犬2匹と暮らしています。
15分〜30分歩くことを考えると、小さなワンちゃんに向いていると思います。
軽量で方や腰に負担が少ない
\ハンモックのように包み込むスリング/


ペットカートを使う(★オススメ)
覚える程歩いた大好きなお散歩コース。
そんなお気に入りのお散歩コースを短く変更するのは悲しくて、元気な頃と同じ距離を歩けるように、コロンが疲れたら途中で抱っこをしてお散歩を続けていました…





コロンはむっちり体型6.5㎏です。
コロンは30分程歩くお散歩コースで、心臓が弱ってからは10分くらい歩くと疲れてしまっていました。
残りの20分を抱っこで歩いていたのですが、コロンを抱えて歩き続けると腕がプルプル…。
お散歩用のうんち袋や水なども一緒に持っているので、毎回大変でした。



ペットスリングも使ってみたのですが、もう1匹連れていたので、長時間だと歩きにくく感じました。
そこで考えたのが、ペットカートです。
ペットカートでお散歩
コロンが疲れたらカートに乗せ、体力が回復したら様子を見てまた歩かせてお散歩することで、今まで通りのコースを心臓に負担をかけることなくお散歩できるようになりました。


カートには荷物も乗せられるので、散歩が一気に快適になりました!





コロンは心臓の手術の後、しばらく安静に過ごさなくてはいけない期間が続いたのですが、その間もペットカートでお散歩して気分転換することができて重宝しました。
現在13才で、日によって散歩中に疲れてしまうことがあるので、カートに乗って休憩しながらお散歩しています。
シニア犬にもおすすめです。
カラーバリエーションが豊富でかわいいペットカート😊
▲画像クリックで詳細を表示できます↑
▼コロンが使っているペットカートはこちら
【リッチェル・ペットカート エルフィ】
▼ペットカートを使ってみたレビューと、ペットカートを選ぶ時に役立つ機能をまとめています。


\【楽天1位】人気のペットカートを見てみる/
こんな症状は散歩に疲れたサイン
- 散歩の途中で咳がでる。
- ハァハァ息切れをする。
- 歩くペースが遅くなる。
- 抱っこしてほしそうにする。
散歩の途中で咳が出るのは、心臓が肥大して気管が圧迫されたためで、心臓に負担がかかっている可能性があります。
また、気温が高くないのにハァハァ言ったり、歩くペースがゆっくりになると、疲れているサインです。
無理をして心臓に負担がかかると、肺水腫を起こす原因に繋がって怖いので、ハァハァ言ったり咳が出始めると、カートに乗せて休憩できるようにしていました。
コロンは悪化した時期がちょうど初夏から秋にかけてだったので、夏場は暑さが原因でハァハァ言っているのか呼吸が苦しいのかわかりにくくて、息切れするたびにいつも心配になり、ハァハァ言い始めると念のため休憩させていました。



調子が良さそうに見えても、興奮すると心臓に負担がかかるようで、心臓に負担がかかるとその数時間後に呼吸が早くなることが何度もありました。
▼肺水腫を繰り返した体験談はこちら
シニア犬にも優しいペットカート
コロンは手術で心臓が治り、また元気に散歩できるようになりましたが、13才で高齢の為散歩中の歩くペースがだんだん落ちてきました。



ワンちゃんは加齢で疲れやすくなっても歩きたい気持ちがあると倒れるまで歩くことがあるので、コースを短くするか時々休みながらお散歩すると良いですよ。
と教えていただいて、今は様子を見て疲れたらカートに乗って休憩させながらお散歩をしています。



確かにコロンは倒れるまで歩きそう…
高齢になると足腰が衰えますが、大好きなお散歩は気分転換になるし良い運動になりますよね。
足腰の負担を考えて、カートで休憩しながらお散歩しています。
散歩が苦手なワンちゃんも喜ぶペットカート
うちにはもう1匹シーズー犬(ショコラ11才)がいるのですが、その子は臆病な性格で外に出ると音が怖くて歩かなくなってしまいます。
運動をさせたくて無理やり連れ出していたのですが、リードを見ると逃げるようになってしまった為、コロンだけ散歩に行くことが増えていました。
そこで、お散歩の楽しさを感じてほしいと思い、カートでお散歩をして外の音に慣らしていくことにしました。



最初はビクビクしていましたが、毎日続けていると落ち着いて座るようになりました。
「お散歩に行こう」と言うと尻尾を垂らして逃げていたショコラが、尻尾を振って喜ぶようになってきました。
今は途中までカートに乗って、折り返し地点で降りてそこからは歩いて散歩できるようになりました。(ちょうどその辺りでコロンがバテ始めるので、交代で乗っています。)
まとめ



今回はコロンの闘病中に散歩の負担を軽減する為にペットカートを使って散歩をした体験をご紹介しました。
元気だったころにできていたことが制限されていくのは辛かったですが、便利なペット用品を活用することで解決できることもあるのだと気持ちが救われました。
病気が治ってからも加齢によって弱ってきた足腰に負担をかけずにお散歩ができて、闘病中に購入したペットカートがずっと役立っています。
また、音に敏感で外が怖くて散歩で歩かなかったショコラが、カートで散歩をすることで音や外の雰囲気に慣れて少しずつ散歩を喜ぶようになっていきました。
ペットカートは購入しようかどうしようか悩みましたが、使ってみるととても便利で、購入して良かったと思っています。
我が家で愛用のペットカートはコチラ▼

