術後21日目【1回目の退院】犬の僧帽弁閉鎖不全症コロンの闘病記録

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僧帽弁閉鎖不全症の手術後に6週間入院したコロンの術後闘病記録です。
同じ手術をしたワンちゃんの中でも長い方で、回復に時間がかかりました。
回復までの様子や入院中の血液検査の数値など、コロンの記録が同じ手術をしたワンちゃんや、手術を迷っている飼い主さんの参考になれば嬉しいです。

やっと退院!

12月2日

昨日「退院できる」と病院から連絡をいただいて、朝からドキドキ。

ついにコロンを迎えに行きます。

今回は、術後1ヶ月で気を付けることや、退院後の注意点と投薬に付いてまとめています。

ひとつ前のお話

目次

犬の僧帽弁閉鎖不全症手術闘病記録
【術後21日目】

今日は病院で14時から手術予定の為、それまでに来院しなければ退院できないとのこと。
更に、午前中の血液検査の結果次第では、退院が延期になる可能性があると言われていました。

13時に病院に到着予定で、朝の7時半に自宅を出発。

午前中の血液検査の結果が出るのは10時から11時くらいで、「もし退院が延期になったら連絡する」と言われていたので、移動中いつ電話がかかってくるかとハラハラしながら向かいました。

移動中はずっと「そろそろ検査結果が出たかな…」と時計を見ながらドキドキしていましたが、退院延期の連絡は無いまま、病院へ無事到着。

10日ぶりにコロンに会えるのが楽しみでした。

退院後の注意点

まずは先生からコロンの現在の様子と、退院後の注意点や投薬に付いてお話がありました。

今朝のコロンの様子

朝ごはんを食べなかったらしい。
術後なので食べムラがある場合があるので、これは様子見。

家に帰ったら食べてくれるといいなぁ…

心臓・血液検査の結果

退院前に心臓と血液の検査をして、どちらも許容範囲内とのこと。

血液の数値は、【貧血】も【白血球】も正常値。
【血小板】も上がってきている。
【CRP】は内服治療で下がってきてくれているので、大丈夫。

退院後の注意点

基本的に手術から1ヶ月は絶対安静
心臓に負担がかかることや、傷口が開くようなことは避けなくてはいけません。

走り回ったらダメ。
階段の上り下りはダメ。
お散歩ダメ。
トリミングもダメ。

専門医さん

術後1ヶ月は、お家の中で安静に過ごしてください。

術後のお薬

手術が成功しても、術後3ヶ月は投薬が必要です。

強心剤(ベトメディン1/2錠:1日2回) 
抗生物質(ミノマイシン3/4錠:1日2回)
抗血栓薬(イグザレルト1/2錠:1日2回)

術後は血栓ができやすく、突然脳梗塞になる可能性がある為、抗血栓薬は3ヶ月飲み続けるそうです。

人工腱索(じんこうけんさく)を立てている為、自分の体の組織ではない物が入っているので、血栓ができやすいのだそうです。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 コロン闘病記録

3ヶ月経つと自分の組織に馴染んでいくので、それまで何も起こらなければ安心できるそうです。

術後3ヶ月までは、血栓と神経症状にも注意が必要だと言われて、まだまだ油断はできないんだな…と思いました。

退院後の検診

普通は、【退院後1週間検診】→【術後1ヶ月検診】の順番なのですが、退院した日が12月2日で、12月11日が術後1ヶ月の為、コロンは術後1週間と術後1ヶ月検診を一緒に行うことになりました。

術後1ヵ月後の検査までは手術をした病院で、それ以降の検診は地元の病院でも大丈夫だと、家が遠いことを配慮してくださっていました。

術後の検診は専門病院が良いだろうと思い、結局手術をした病院で毎回検診をしました。

術後の検診は、
【退院後1週間】→【術後1ヶ月】→【術後2ヶ月】→【術後3ヶ月】→【術後半年】→【術後1年】→【術後2年】→【術後3年】と、術後1年までは短い単位で経過を観察し、1年が経過するとその後は1年おきの検診になります。

食欲について

今週に入って、持参していたドライフードを初めて食べ始めたと聞いて、食欲が戻ってきたのかな!?と安心していたのですが、今朝はごはんを食べなかったコロン。

肺水腫を初めて起こした日から、食欲にムラが出始めて、闘病中は完食できる日もあれば食べ残す日もあり、食べさせるのに苦労しました。

コロンは食べることが大好きで、ずっと食欲旺盛だったので、食事面で困ることはありませんでした。

手術で心臓が治れば、食欲も戻ると思っていたのですが…

「術後に食欲が戻らないことはあるのか?」尋ねてみると、「心臓を一度止めて開いている大手術なので、回復に時間がかかることもあるので、1ヶ月くらいは様子を見てみましょう。」ということになりました。

すぐに食欲が戻るワンちゃんが多いので、食いしん坊なコロンに食欲が戻らないことが、なんだか不安でした。

コロンは術後2ヶ月経って投薬を止めたタイミングで、食欲が元通り大復活しました。
ワンちゃんの中には、薬(抗生物質)の影響で胃腸の動きが悪くなり、食欲が無くなることがあるようです。

専門医さん

何かあればすぐに連絡してくださいね。

と言っていただき、お世話になった先生にお礼を伝えて、

ついにコロンと対面です✨

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後 コロン

尻尾を振って飛び込んできたコロン。
久しぶりに会えて嬉しかった!

がんばったね…✨

皮膚が弱くて、あまりにもバリバリになってしまったので、看護師さんが退院前に洗ってくださっていました。

コロンはこまめに皮膚を洗わないとマラセチア菌でボロボロになってしまうので、面会中から皮膚の汚れは気になっていたけど、術後なので退院してからもしばらくは洗えないな…💦と思っていたので、ありがたかったです✨

術後にもし傷口を掻こうとした時用に、念の為持参していた服を着せてもらっていました。

そして体を触った瞬間すぐ、痩せてる!!と思いました。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後 コロン
術後21日目のコロン

10日会わなかった間に、ずいぶん痩せたな…と思いました。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後 コロン
←退院時のコロン 現在のコロン→

食欲が戻った現在の写真と比較すると、術後は食欲不振で痩せていることがわかります。
入院前の体重は6.2㎏で、現在と同じくらいでした。
退院する時は5.0㎏まで痩せていて、同じ服がブカブカに見えます。

そして疲れやすくなっているのか、嬉しくて尻尾を振ってしばらく動いただけで、舌を出してハァハァ言い始めました。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後 コロン
「ハァハァ…」

12月で、暑いわけでもないのにな…
家ではこんなにハァハァ言う姿はあまり見たことがありませんでしたが、大きな手術をして3週間も入院していたから、仕方ないのかもしれないと思いました。

食欲にムラがあると先生が言っていたので、全く食べないことは無かったけれど、あまり食べられていなかったのかもしれないな…。

手術前に比べるとだいぶ弱って見えたけれど、家に帰ったら徐々にごはんを増やして、体力を付けていこう!と思いました。

とにかく、無事に退院できて良かった✨

長い間お世話になった先生や看護師さんにお礼を言って、5時間半の帰路へ。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後

ガソリンを入れる為に立ち寄ったパーキングエリア。
3週間前にコロンを連れて病院へ向かう途中にも立ち寄って、「帰りに同じ道を通る時に、元気になったコロンと一緒にまたここへ来られるといいな…」と、不安でいっぱいだった気持ちを思い出しました。

同じ日に手術をしたワンちゃん達、
コロンも退院できたよ✨

元気になったコロンが腕の中にいることが夢のようでした。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後
帰宅

無事帰宅して、ショコラとも久々の再会です。

帰宅したらもう夜で、すぐ晩ごはんを食べさせると、喜んで完食してくれて安心しました。

明日からたくさん食べてお薬を飲んで、早く元気になろうね!

コロン退院おめでとう✨

犬僧帽弁閉鎖不全症手術闘病記録
【まとめ】

術後3週間の入院を経て、やっと退院できたコロン。

術後に1ヶ月まで気を付けることは、

走り回ったらダメ。
階段の上り下りはダメ。
お散歩ダメ。
トリミングもダメ。

術後に飲むお薬は、

強心剤(ベトメディン1/2錠:1日2回) 
抗生物質(ミノマイシン3/4錠:1日2回)
抗血栓薬(イグザレルト1/2錠:1日2回)

退院後1週間で経過観察の検診に行くのですが、コロンは入院が長かったので12月2日に退院して、12月11日が術後1ヶ月だったので、11日に再度通院して退院後1週間・術後1ヶ月検診を受ける予定になりました。

入院が長引いた分、コロンの退院はとても嬉しくて、コロンがまた家にいることが夢のようでした。

食欲が戻らないことが気がかりでしたが…
少しずつ回復していくといいなと思いました。

と、喜んだのは束の間で、タイトルの通りこれは1回目の退院となり、コロンはすぐに再入院することになるのでした。

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