術後8日目【特殊な状況】僧帽弁閉鎖不全症コロンの闘病日記

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11月19日

今日は久しぶりに執刀医さんにお会いできました。

執刀医さんが分析した、コロンの特殊な状況の全貌が明らかに…!

ひとつ前のお話はこちら

目次

僧帽弁閉鎖不全症の手術体験記
【術後8日目】

執刀医さん

今日は状態が上がってきています。

わぁ✨良かった…

でも、【今日良くても明日はわからない】ということが、昨日までの術後の経過で良く分かってきたので、その可能性は十分あると思いつつ喜ぶ。

執刀医さん

コロンちゃんは本当に、【通常起こり得ない】というか…、400件以上手術をしてきて初めてのことが起こったんですよね。

なぜだコロン…💦

執刀医さん

なので、術後いろいろと大変です。

術後、翌日、翌々日と、コロンは血小板の数値が高くて、非常に経過が良かったらしい。

ところが術後3日目に膀胱から出血が起きてしまいました。

執刀医さん

手術の時に【尿道カテーテル】という管を入れるので、それで刺激になって出血するケースはあるんですけど、通常は止まるんです。

コロンの場合は、止まらなかったわけではなく、そこで血栓ができてしまった。

それで一時的に腎臓にかなり強いダメージが起きてしまったようです。

執刀医さん

普通、起こりません。

膀胱の中に、そんなに強烈に出血する血管は無いらしい。
出血して血餅ができているということは、【血を止める】という作用はちゃんと働いている。

【普通は、】
血が出ている⇒そこに蓋をして止める。

【コロンの場合】
血が出ている⇒肝心の場所は止血がされずに、他で固まってしまった。
という、凄く特殊な状況だったのだそう。
それによって大量に消費されてしまった血小板がおもいっきり下がってしまった。

このままだと危ないということで、いろいろと調節をして、今は少し上がってきているという状況です。

全身状態がそれで落ちたせいか、白血球数が上がっているそう。

執刀医さん

白血球の上昇で心配なのが【感染】。
コロンちゃんは肌が弱いので、他の子よりも【感染】に気を付けなくてはならない状況です。

感染…
それもあった…!

手術して1週間くらいで、切ったところと糸が反応して炎症反応を起こす子がいるそうです。

コロンは今日からそれが出て、体がむくんで炎症の値が上がっている為、炎症を抑える治療を開始。
その治療自体が、今度は感染に対する防御力を落としてしまうので、抗生剤も調節し直して治療をしてくださっているそうです。

複雑…!!

執刀医さん

膀胱のことさえ無ければ、すんなり回復できると思っていましたが…、そのせいで時間がかかりそうです。

今の状況ができるだけ良くなっていくように、悪いところを排除して、慎重にじっくり経過を診ていかなければいけないので、時間がかかると言われました。

お任せするしかありません!

白血球の上昇と感染症は心配だけれど、昨日に比べると数値が良くなったのが救いです。

傷口が腫れて、熱が出る子がいるそうで、熱がでなければいいな…と思います。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後
術後8日目のコロン

専門医さん達が「食欲はある」とおっしゃっているので、一安心。
それでもウエストのあたりがだいぶ痩せたような気がするので、元気だった頃ほどは食べられていないのだろうな…と思いました。

今日は少しだけ床を歩かせてもらいました。

まだカテーテルがは入っているので、お尻に違和感があるようで、凄く気になる様子…。
歩いていたけれど、お尻が気になって座り込んでしまいました。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後
悲しげ…

そして気になったのが貧血。

コロンは血小板が減少した頃からずっと貧血気味です。
貧血だと疲れやすいそうで、今日も少し床を歩いただけなのに、途中からハァハァ言ってしんどそうでした。

犬 貧血
←左)現在 右)術後→

現在の正常時の舌の色と比べると、色が薄くなっていることが分かります。

もう肺水腫は起こしていないのに、貧血で舌が薄くなっています。

僧帽弁閉鎖不全症の手術は、順調に回復すると術後3日目くらいから見違えるように元気になるそうです。

確かに、同じ日に手術をしたワンちゃんの内の1匹が昨日退院したし、もう1匹のワンちゃんも食欲旺盛な様子。

コロンは【見違えるような回復】というよりは、まだしんどそうに見えて、手術直前の方が元気にシャカシャカ動いていたように思います。
このことからも、コロンが順調に回復していないことがわかります。

それでも私を見ると嬉しそうに近寄って来るし、慣れない病院で頑張ってごはんも食べている。
頑張ってる…!

退院の目処はまだ立っていないけれど、先生達は少しずつ回復していけるように、複雑な治療を行ってくださっている。

不安だけれど、私も頑張ろう!

まとめ

術後8日目。

血小板の数値は少し改善されてきたけれど、白血球の数値が上がり続けています。

コロンは皮膚が弱いので、感染症のリスクが高く、白血球が上がり続けているのは良くないのだそう…。

更に、「術後1週間くらいで傷口が腫れる子がいる」と言われていたところ、コロンは1週間でしっかり腫れた様子。

そこで今日から、傷口の炎症を抑える治療が始まったけれど、その治療は感染症のリスクを上げるものらしく、微妙な調節をしながらの治療が継続中です。

あとずっと貧血を起こしていて、時々息切れしてしんどそうにしていました。

依然として油断ならず。

それでも、ごはんを食べてしっかり立って歩いているコロン。
元気に家に帰れる日を目指して、一緒に頑張ろうね。

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