いよいよ手術まで1ヶ月になりました。
10月は定期検査と、手術に向けて月末に術前検査も行いました。
皮膚の状態や食事など、手術や入院に向けて最終調整に入りました。
余命半年宣告から3ヶ月が経ち、コロンが徐々に弱ってきていることを実感することが増えてきました。
食事をドッグフードに戻していく
コロンは5月に初めて肺水腫を起こして入院したことを機に、食欲不振になりました。
それから、ずっと食べていたドッグフードを食べなくなっていました。
食いしん坊で、食べるのが大好きだったのに…
コロンはアレルギー体質で、食べ物アレルギーがある為、食べられるフードが限られていました。
その為、闘病中はアレルギー対応の【手作りごはん】を作って食べさせていたのですが、術後の入院中はドッグフードを持参することになる為、この時期から【手作りごはん】に混ぜながら徐々にドッグフードを食べる習慣に戻していきました。
またドッグフードを食べてくれてホッとしたのですが、ドッグフード(ドライタイプ)を食べるようになると飲水量が増えた為、【手作りごはん】は野菜などの水分で自然に水分補給ができていたことが分かりました。
▼心臓に優しい食材を使った手作りごはんの記事はこちらです。
飲水量に気を付ける
飲水量が増える=血液の量が増える為、心臓に負担がかかる可能性があるので注意が必要です。
と、主治医さんがおっしゃっていました。
その為、急激に飲水量が増えないように、ドッグフードを混ぜる割合を徐々に増やしていきました。
僧帽弁閉鎖不全症になると、普段よりも飲水量が増えるそうです。
利尿薬も飲んでいる場合は、腎臓の為にも適度な水分補給が大切だとも言われて、飲水量の調節が難しいと思いました。
定期検診と体調の変化
いよいよ手術を来月に控えた今月は、毎月行ってきた【定期検診】に加えて、月末に【術前検査】も行うことになっていました。
手術の2週間前に、【術前検査】で手術可能な状態かどうかをチェックします。
手術は11月11日です。
10月の定期検診
10月15日
9月末に肺水腫を起こして、利尿薬の量を増やしていた為、腎数値などの経過を観察できるように投薬量を変えた2週間後に検査をしました。
血液検査・腎数値【問題なし】
※9月末に肺水腫を起こしてレントゲンなどの検査をしていた為、今回は血液検査のみ。
利尿薬を増やした為、腎数値が心配でしたが、正常値で安心しました。
食欲不振が始まる
定期検診で異常がなく、安心していたのですが、数日後からコロンは食欲が無くなっていきました。
これまでは、肺水腫を起こした時だけ食欲不振を起こしていたのですが…
1日中ほとんど寝ていて、食事の時間になっても起きないので、無理やり起こして食べさせていました。
お肉やチーズなど、好きな物は食べてくれたり、手で口まで持っていくと食べてくれたりしましたが、1回の食事量が少なくなりました。
身体がしんどいんだな…
と分かり、1日3回~4回に分けて少しずつ食べさせていました。
余命半年と言われてから3ヶ月が経ち、薬で元気そうに見えていたけれど、体が弱ってきていることを感じ始めました。
7月に「余命半年」と言われた時は、薬の配分を変えて調子が良くなり、
こんなに元気そうなのに、余命半年なんて信じられないな…
と思っていましたが、3ヶ月が経ち【余命3ヶ月の身体】だと実感できるようになってきました。
※11月に入り、手術の1週間前に食欲が回復して、「ごはんが欲しい!」と主張して自分で食べるようになりました。
このように、闘病中は術前も術後もコロンは食欲にムラがありました。
入院中にごはんを食べない可能性が危惧される
コロンは5月に肺水腫を起こして初めて入院した時に、【入院中の3日間全く食事をしなかった】ということがありました。
6.3㎏あった体重が、退院時は5.8㎏になっていました。
肺水腫を起こして元気が無かったことも理由かもしれませんが、この時に私は、
やっぱり食べないか…!
と思ったのでした。
コロンは心臓が悪くなる以前にも、年に一度の健康診断などで【絶食した状態で朝 病院に預けた時】に、お迎えが夕方になるので朝の分のドッグフードを持参していたにもかかわらず、夜迎えに行った時に【全く口を付けていなかった】ということがありました。
この時は日帰りだったので、夜 家に戻ってすぐにごはんを食べたのですが、コロンは元気な頃から環境が変わるとごはんを食べないところがありました。
←ごはんはお家で食べると決めてしまっている。
そのような経緯があり、今回【心臓手術】で入院をした時に、同様にごはんを食べないのではないか…?という心配がありました。
今回の術後も、また入院中に痩せることが予想されたコロンは、術前にできるだけ体重を維持しておきたい気持ちがありました。
そこで私は、術前に痩せてしまうことがないようにと、1日に必要な最低量を必死で食べさせていたのでした。
結果、予想は的中で、案の定【術後】に食事量が激減したことに加え、術後の回復に時間がかかったコロンは、術前に6.2㎏あった体重が4.7㎏まで落ちました。
術後にガリガリになったコロンを見て、手術までの間にできるだけ食べさせて体重を維持しておいて良かった…と思いました。
術後でもすぐにモリモリ食べていたワンちゃんもいたので、入院中の食事についてはワンちゃんの性格によります。
術前検査
10月30日
いよいよ手術の日(11月11日)が近付いてきました。
本当はこの日、手術を受ける病院に行って【術前検査】を行うことになっていたのですが、コロンは9月の定期検診の夜に、呼吸が早くなり肺水腫の前兆が見られ、その後肺水腫を起こした為、【検査で長距離移動をするのは危険】と主治医さんが判断して、かかりつけの病院で必要な検査をして、データだけを手術する病院へ送って対応できるように連携をとってくださっていました。
エコー・レントゲン・心電図・血液検査・腎数値、全て【問題なし】
検診に初参加
今回の【術前検査】は、コロンの心臓の負担を軽減する為に、主治医さんの提案で私も横に付いて検査をしました。
検査の為に診察台に寝かせたコロンを見て、
なるほど…!
エコーや心電図を取る為に診察台に横にした時に、コロンは起き上がろうと必死で抵抗していました。
普段あんなに寝たきりで動かないのに、全力を出している姿を見て、確かに心臓がバクバクして負担がかかっていたのかも…と思いました。
最初は抵抗しようとしていたけれど、今回は私が横に一緒に付いていたので、頭を撫でていると落ち着いてくれました。
検査には10分~15分かかりましたが、主治医さんの配慮のおかげでコロンは心臓に負担をかけずに検査をすることができました。
【術前検査】は無事に終わり、あとは手術を待つのみとなりました。
まとめ
今回は、手術1ヶ月前のコロンの様子や術前検査についてまとめました。
余命半年と宣告されてから3ヶ月経ち、薬で症状が抑えられているように見えていたコロンが食欲不振を起こしました。
だんだん元気が無くなっているように見えました。
その後、手術前に食欲は回復したのですが、このようにコロンの闘病中は術前も術後も食欲にムラがあり、何度も食欲不振になりました。
食べ物アレルギーで、食べられる食材が限られていた為、闘病中はコロンの食欲不振に悩まされました。
鶏肉アレルギーです。
食欲が無くなるたびに、コロンが弱っているのが分かって焦り、早く手術を受けて治してあげたいと思う気持ちと、命懸けの手術の日が来るのは不安な気持ちと、複雑でした。
手術で心臓が治り、体調が回復すると食欲が元通り旺盛になったので、コロンの場合は食欲が体調のバロメーターだな…と思いました。