術後6日目【命に関わる状態】僧帽弁閉鎖不全症コロンの手術体験記

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11月17日

昨日の面会では、回復傾向は見られず…。
血尿がなかなか止まらないので、血液の数値も改善されず、慎重に治療法を変えながら、翌日の数値の変動に期待する日々が続いています。

術後に膀胱から出血し始めた頃から、状況が改善されないい日々が続いていました。
今日は何を言われるだろうか…と、ハラハラしながら面会に行き、足取りも重くなってきました。

前回のお話はこちら

目次

僧帽弁閉鎖不全症の手術体験記
【術後6日目】

術後6日目のコロン

面会に行くと、自宅から持って来て預けていたフードやおやつなども一緒に持って来てくださいました。
相変わらずフードは食べてくれませんが、今日もボーロは喜んで食べてくれました。

面会以外の時間も、元気と食欲はあるようです。

それだけが救いです。

それでも、コロンはこの6日でだいぶ痩せた気がするので、元気な頃に比べると完全に食欲が戻っていない気がしています。

手術の前日に入院した時の体重は6.2㎏でしたが、退院時は5.1㎏になっていました。

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後
ボーロは良く食べます♪

血尿

血尿は、昨日カテーテルの位置を変えて調整して、薄くなってきているそうです。

少し改善されてきました…✨
けど、まだ完全に止まったわけではない様子。

血尿ってこんなに止まりにくいんですね…。

専門医さん

止まりにくい子がいます。

術後から血栓予防の為に、血液をサラサラにする薬を飲ませていたので、どうしても止まりづらいそうです。

幸い血尿が薄くなってきているけれど、術後は血栓ができやすい状態なので、血栓予防の薬をずっと止めたままにしておくわけにもいかず、また様子を診て良さそうな時に再開しなければいけません。

血尿も止まってほしいけど、血栓も心配…!

血液の数値

血尿が薄くなったおかげか、下がり続けていた【貧血の数値】が止まりました。
同じく下がり続けていた【血小板の数値】が、やっと下がり止まり、若干上がったらしい。

良かった…!

【白血球】は上がっているそうで、その原因の特定と対処が必要。
【炎症の数値CRP】は、昨日6だったのが3.5まで下がっています。(正常値は1以下)

ということで、とりあえず今の治療のまま状態キープでいくそう。

昨日までの治療が、少し反応してくれているようなので、明日もうちょっと状態が良くなっていることを期待する感じです。

また、明日の数値次第。

血栓予防の薬を止めている状態なので、血栓が飛んで【脳梗塞】を起こしてしまう可能性があるので、そこに注意が必要だということ。

油断ができません💦

脳梗塞が起きるとどうなるの?

執刀医さんや専門医さん達が、術後にずっと警戒されている【脳梗塞】

脳梗塞って、起こるとどうなるんですか…?

専門医さん

凄く痙攣したり、グルグル回っちゃったりとか、神経症状が出るんですよ。

神経症状…

専門医さん

そうなってきたら、血をサラサラにする薬を使って血栓を溶かす療法を進めていくことになりますが、コロンちゃんの今の状態でそれが起こると、凄く嫌ですね…。

ほんとです…!

血小板と貧血の数値を下げる原因となっている【血尿】を止める為に血栓予防薬を止めているのに、もし脳梗塞になってしまったら、血栓予防薬を使うしかなくなり、また出血をするリスクが高くなります。

そうなると、最悪です…。

そんなわけで、今のコロンの状況は、薬と数値を見ながら慎重に治療を進めていく必要があるようで、全く油断ができない状況です。

とりあえず、血小板が上がって血尿が薄くなったので、昨日よりは良くなっています。

昨日よりは改善してる…!

大丈夫、大丈夫…

思えば、「術後2日後までが一番血液の数値が悪い」と言われていたあの頃が、コロンは一番数値が良かったことになります…。
その後膀胱から出血してしまい、ずっと油断ができない状態が続いています。

少しでも安心したかった私は、

これは、すぐに命に関わるような状態では無いのでしようか…?

と聞いてみた。
【命に関わることは無い】と、安心したかった。
…のですが、

専門医さん

これに関しては、…あり得ます。

!!!

あり得る…と、言われてしまいました。

血栓傾向が強い子は、それで脳梗塞が飛んで脳のヘルニアを起こしてしまう子がいる。
脳が腫れてしまって、そうなってくると命に関わるらしい。

手術のリスク

血栓が脳に飛べば、脳梗塞。

血栓が腎臓に飛んでも同じく危ない。

専門医さん

あと、再出血しないかというのも怖いところです。

幸い、コロンは昨日よりも貧血が進行していませんが、これでグッと貧血が来るのもマズイ。

この手術の怖いところがそこで、順調に回復しているようでも、突然崩れることがある。

なので、先生達はなかなか易々と「もう大丈夫ですよ。」と言えないのだそう。
そういうワンちゃんをたくさん見て来ているそうです。

そうならない為に、それらの経験から、今想定できること・できる事の最善を尽くして、重ねていく。
たくさんの経験から、今 治療を加えた方が良いのか、待った方が良いのかを判断していく。

コロンの場合、昨日までは【加える治療】をしてきて、今日は【待った方が良い】という判断で、経過観察。
明日またどうなるか…。というところ。

明日の数値次第。
翌日数値が改善されていることを祈る毎日が続きます。

どうなるのかが、先生ですらわからないのがとても怖いです。

今は【待ち】の状況で、これから回復してきてくれれば良いが、これで数値が下がってくると非常に嫌な状況になるそうです。

専門医さん

コロンちゃんは今、綱渡りをしているような状況です。

と言われました。

綱渡り…

犬 僧帽弁閉鎖不全症 術後
面会中に眠るコロン

面会時間は1時間ほどで、ゆっくり過ごすことができます。
コロンは途中で寝てしまいました。

まだ体力が戻っていないのか、面会の間に疲れて眠ってしまいます。

頑張れコロン…!

まとめ

術後6日目。

昨日まで下がり続けていた数値が、やっと止まってくれました。

少し安心しましたが、ここから数値が改善されるか悪化するかは先生にもわからないそうで、命に関わる状態になる可能性もあると言われました。
油断はできない状態です。

心臓の弁は治っているのに…。

この手術の難しさを思い知った一日でした。

先生達が、これまでの経験を元に治療を決めて、最善を尽くしてくださっています。
とても心配だけれど、今日も私の手からボーロを食べてくれたし、今も頑張ってくださっている先生達とコロンの回復力を信じるしかないですね。

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